家庭を優先したいサボリーマンの反抗と犯行

ブラック企業大国の日本で必死の抵抗を試みています。同じ考えの人、いませんか?

行政書士は食えない?実際にやってみた。(3)

行政書士は食えないという結論は初回に述べました。

(ただし、あくまで私のスペックでの結論です。私のスペックと食える食えないの基準については初回をご覧ください)

 

なぜ、食えないのか。

今回は、行政書士の収入について言及します。

 

1:行政書士の固有の業務は「単発」

 

行政書士の固有の業務では固定収入が作れないので生活が安定しません。行政書士の固有の業務は単発業務です。次の依頼はいつ来るのか、さっぱりわかりません。(顧問契約などコンサル的な役割は行政書士の固有の業務ではなく、派生業務です。)安定継続した収入源がなければ、日雇い労働者と変わりません。非常に不安定な生活を強いられます。

 

2:会長の挨拶の恐るべき内容

 

行政書士の登録申請が無事に通過すると、行政書士登録証授与式にて行政書士登録証を授与され、行政書士として業務を開始することができるようになります。

この行政書士登録証授与式での都道府県行政書士会会長の挨拶の内容が衝撃的でした。

 

都道府県行政書士会会長「私、20年前に開業し…(中略)…なんとか今まで綱渡りでやってきました。…(中略)…幸い、結婚もでき、家ももつことができました…(以下略)。」

 

僕「え!?綱渡りってなに?謙遜?経営は明日の心配は常にあるからそういう意味かな…?でも、本当の意味の綱渡りやったらヤバいよなぁ。会長までしてる人やからそんなことはないと思うけど…。汗」

僕「それに『なんとか結婚、家』ってどういうこと?正社員サラリーマンやったら普通にできることだけど…?家はローンが通りにくいとかあるけど…。そういうことか?しかし、先述の綱渡りと結婚がひっかかるよなぁ。安定してなきゃ結婚はなかなか厳しいぞ。

 

僕「相手方の親御さんの理解がいるからな…。『なんとか結婚できた』ってことは『綱渡り』ってのも謙遜じゃなくて、本当の意味での綱渡り、つまりスポット業務の積み重ねで、固定収入不安定でやってきたってことか?だとしたら、ヤバいぞ。」

 

都道府県行政書士会会長の挨拶が謙遜なのか事実なのかはわかりませんが、後者が事実だと思います。

行政書士固有の業務(行政書士法1条の2)は、スポット業務で、固定収入が作れません。

建設業業務の更新や、経営事項審査などで、リピート業務になることはありますが、月々の安定した収入が入る業務ではなく、あくまで受注待ちのスポット業務であることには変わりありません。

 

毎月なんらかの仕事があり、継続的に収入が入る業務ではないのです。

 

固定収入がなければ、経営はもちろん、自分の生活も精神も安定しません。

20年前ならば、独立開業してもやってこれたでしょう。

しかしながら、今は状況が異なります。

 

減り続ける法人。

行政手続きの簡素化。

増え続ける士業。

価格競争。

そして収益源は先行行政書士がすでに囲っている。

会長レベルの人が「綱渡り」発言

 

3:行政書士の業務は「安い」

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行政書士の固有の業務は手間の割に単価が低です。そして価格競争も著しいです。時給に換算すると悲劇的な事例もあります。さらに、依頼者側から見て、依頼する仕事内容は依頼検討段階では、どの行政書士に依頼しても外形上同じに見えてしまうので、広報段階で他の行政書士と業務内容の差別化ができません。実績や地域特化に頼らざるを得ない状況ですが、これだけでは同業者と価格競争になり、仕事の単価がどんどん下がっていっています。

 

4:ビジネスとしての魅力がない

 

売上=単価 x 個数

なのですが

士業ビジネスは個数を上げることに限界があります。

1日24時間しかないわけですから

一人の行政書士が2時間かかる仕事は1日最大で12件しか処理できないわけです。

 

普通のビジネスであれば個数を増やすことができます。

メーカーであれば、機械を変えることで。

商社や小売であれば、購入量を増やすことで。

でも士業はそれができません。

 

だから単価を上げるしかないのですが、この単価が上記の理由で下がり続けています。

そうすると個数を増やすために長時間労働で消耗せざるをえないんですよ。

 

単価をあげる可能性があるとすればコンサルタントとしての役務提供ですが、それは行政書士固有の業務に付随するものですから、行政書士としての収入というよりはコンサルとしての収入にカウントすべきだと思います。

 

コンサルなら中小企業診断士をとればいいじゃないんですか?

中小企業診断士も食えません。コンサル会社に勤務しているなら、給与が上がるかもしれませんが、独立開業は経験や実績がないと継続して安定して経営できません。

 

ビジネスとして全く魅力がまったくないと言わざるをえません。

 

4へ続く

 

 

 

 

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